温首相はその際、「中国とイタリアの関係は中国とヨーロッパの関係発展を大いに推進し、世界の平和と発展のために寄与した。中国はイタリア側と連携し、チャンスを逃さず、相互に尊重し、互恵・ウィンウィンをはかり、学び合い、平和発展の原則を堅持し、両国関係をよりよく推進していく」と述べました。

　温首相はまた「両国の国交樹立以来、文化交流の規模は拡大され、その形式は増え、レベルは絶えずに高まってきた。今日、『中国文化年』イベントがローマでスタートしたが、これは両国の文化交流では盛大な行事となった。『中国文化年』イベントはローマ、ミラノ、ヴェネツィアなどの歴史的都市でおこなわれるが、これを通じて両国国民の相互理解と友情が深められ、中国とイタリアの各分野の交流と協力が発展することを期待する」と述べました。

　これに対し、ベルルスコーニ首相は「中国は世界で影響力がある大国で、国際事務においてますます重要な役割を果たしている。両国の国交樹立以来、双方はずっと友好的な関係を保っている。温首相の今回訪問は成功を収め、双方は両国関係の発展について合意に達し、両国関係を優先して発展させる方向性を示した。イタリアは中国の発展がもたらしたチャンスを逃さず、実務協力と文化交流を強化し、両国関係を新たな段階に引き上げていく」と述べました。（翻訳：huang jing）