旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の破棄処理事業の開始式典が9月1日、南京郊外で行われました。
平岡秀夫内閣府副大臣が日本政府を代表して、廃棄処理のスタートを宣言しました。
平岡副大臣はその挨拶で、日本政府が『化学兵器禁止条約』の規定及び日中両国政府の関連備忘録の精神にのっり、これまで遺棄化学兵器の廃棄処理事業を進めてきたこと。この日南京でスタートにより、廃棄処理事業が遺棄化学兵器の処理が発掘、回収の段階から廃棄処理という新しい段階に入ったことを意味すること。そしてこれが日中両国にとって深い意義があり、またこれは日中双方の関係者が長年において努力を重ねた結果でもあるなどの認識を示したたあと、今後も引き続き廃棄処理のプロセスを速めていくため取り組んでいくという日本政府の姿勢を表明しました。
中国政府の代表を務める張志軍外務次官は挨拶で、旧日本軍による遺棄化学兵器は日本軍国主義が中国を侵略した際に犯した重大な犯罪の一つだとし、そのいち早い処理は関連地区の人々の生命や財産及び生態安全への脅威と危害を取り除くことに役立ち、また、被災地の人々が蒙った戦争の傷の癒しや中日関係の健全かつ安定した発展にも役立つとの見解を表明しました。(翻訳:Yan)
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