朝鮮中央通信社は27日に、アメリカのカーター元大統領の朝鮮訪問について声明を発表しました。それによりますと、朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長がカーター元大統領と会談した際、朝鮮半島非核化の実現と6ヵ国協議再開に関する朝鮮の意思を明らかにしました。
また、声明は「訪問期間中、カーター元大統領は朴義春(パク・ウィチュン)外相と会談し、朝米関係と6ヵ国協議の再開など共に関心を寄せる問題について踏み込んだ論議を行った」と示した上で、「カーター元大統領の朝鮮訪問が相互の理解と信頼を深めた」としました。
また、不法入国の罪で拘束されていた米国人男性、アイジャロン・ゴメス氏の釈放について、「カーター元大統領は国と個人を代表し、このようなことが繰り返さないと保証し、謝罪した後、特赦を要請し、報告を受けた金正日(キム・ジョンイル)総書記が特赦を決めた」としています。
ゴメス氏はこの日に釈放され、カーター元大統領と共に帰国しました。(万、吉野)
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