韓国の聯合ニュースによりますと、アメリカのカーター元大統領は現地時間の25日に、朝鮮の首都ピョンヤンに到着しました。カーター氏の訪朝の目的は、朝鮮に拘束されている米国人男性アイジャロン・マリ・ゴメス氏の解放を協議するためだということです。

　韓国の聯合ニュースは朝鮮中央通信社の報道を引用して、「カーター氏およびその随行者はすでに、ピョンヤン入りし、空港で金桂冠（キム・ゲグァン）外務次官がこれを出迎えた。これは、カーター氏が1994年訪朝して以来、16年ぶりの公の訪朝である」としています。

　アメリカの雑誌「フォーリン・ポリシー」はこれに先立って、ウェブサイトで、「カーター氏は民間人として、朝鮮を訪問し、政府高官の随行はない」としています。また、アメリカ国務省は、「アメリカは朝鮮へ特使を派遣して、拘束されている米国人の解放問題を協議するつもりはない」と述べました。（翻訳：玉華　チェック：吉野）