アカデミー外国語映画賞への出品は各国政府の後押しが必要で、毎年各国から1作品だけ出品できます。英語以外の言語を使い、少なくとも一週間以上商業上映が済んでいることなどが条件です。これに先立ち、国家ラジオ映画テレビ総局(以下、「ラテ総局」と略す)映画局の張宏森副局長が国内新聞社の取材で、「今年の国産映画の中、アカデミー外国語映画賞の出品条件に達したのは『サンザシの恋』(原題:山楂树之恋;張芸謀監督)と『唐山大地震』(馮小剛監督)の2作品しかない」と述べたことがきっかけで、どちらの作品を出品するかについて、ネットを始め、ファンの間で論争が沸き起こっていました。
このほど、制作会社の華誼兄弟社が明らかにしたところでは、『唐山大地震』がそのリアリティーに富んでいることから、最終的にはラテ総局の推薦を得て出品されることになります。また、この映画の北米での上映を目指すため、現在、様々な準備を進めている最中で、上映日程は9月を予定しているということです。(Yan)
なお、これまで、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた中国映画は以下です。
1990年 張芸謀『菊豆(チュイトウ)』(『菊豆』)
1991年 張芸謀『紅夢』(原題:大紅灯篭高高掛)
1993年 陳凱歌『さらば、わが愛』(原題:覇王別姫)
2003年 張芸謀『HERO』(原題:英雄)
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