ロシアの森林火災は10日までに火災のカ所数と燃焼面積が減り、そのうち11カ所の火の手はコントロールされたことから、救援作業を火災のひどい地点に移転しています。同時に、モスクワ上空の煙は薄くなり、太陽が見えるようになりました。。
ロシア緊急事態省によりますと、ロシア国内の森林火災はまだ550カ所あり、そのうち11個所の火の手はコントロールされ、関連部署は救援チームを改めて配置し、大火災となった地点での消火に入りました。
現在、重要施設の保護が消火作業の重点となっています。ロシアの緊急事態省によりますと、チェリャビンスク州にある原子力センターは火災の危険はなく、同じ州にある核廃棄物加工センターも安全で、周辺地域には火災がおきていません。火災の予防を重視し、これら重要施設を管理する企業や機関では消防システムを強化しています。
またモスクワ上空の火災による煙の濃度は低くなり、大気に含まれた有害物質も前日よりかなり少なくなっています。それにもかかわらず、当局は市民に外出を控えるよう勧告しました。
さらに空運ですが、モスクワの各空港では正常な運営にもどり、可視度が高くなったことから、飛行機の離着陸ができるようになりました。
しかし、ロシア中部地域の高温は弱まる兆しさえなく、今週末には一部地域で雨が降ると予測されますが、その量から言うと消火にはあまり助けにはならないということです。(翻訳:ヒガシ)
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