国連安全保障理事会は4日、声明を発表し、「イラク議会が話し合いにより出来るだけ早く新政権を樹立するよう要望する」としました。

　安保理はこの日、イラク問題をめぐって会議を開き、アド・メルケルト国連事務総長イラク事務特別代表から報告を受けました。メルケルト特別代表はその際「イラク新政権の樹立が遅れていることはイラクに不安定の要素をもたらすと同時に、敵対勢力につけ込むチャンスを与える」と述べました。

　会議後、国連安保理の輪番議長国を務めるロシアのビタリー・チュルキン国連大使は安保理声明を発表し、「安保理は当選したばかりのイラク議員がイラク憲法と民族の利益に基づき、イラク国民の意志を代表し、幅広い支持を持つ新政権を早目に樹立するよう要望する」としました。（翻訳：HUANGJING）