イランのメディアが26日報道したところによりますと、イラン政府はこの日、IAEA・国際原子力機関との核燃料交換に関する交渉を無条件で再開する用意があるという書簡をIAEAに送りました。

　IAEA駐在のアリ・アスガル・ソルタニエイラン大使はこの日、国内ファルス通信社の取材を受けた際、「IAEAとの交渉に備えた準備が既に完了した。交渉はIAEAが定めた枠組みに基づいて、ウイーンで再開する。しかも如何なる前提条件を交渉の再開につけない。イランは交渉をいち早く再開するよう願っている」という考えを表明しました。

　一方、イラン外務省のメフマンパラスト報道官は、「イランは、ロシア、フランス、アメリカ及びIAEAからなるウイーン・グループとの交渉再開のために速やかな行動をとる」と表明しました。（万、国清）