中国商務省の報道官は29日、ECFA・「海峡両岸経済協力枠組協定」が調印されたことに対し、談話を発表し、「協定の調印は海峡両岸の経済関係が制度化した協力の新しい発展段階に入ったことを表し、両岸の経済大交流、大協力、大発展の新たな情勢を切り開き、両岸が連携して新たな国際競争に参加するために強力なサポートを提供できるだろう」と述べました。

　報道官はまた、「ほかの地域経済協力協定と比べ、ECFAには次の特徴がある。第1、ECFAは両岸の特色を持つ経済協力協定である。例えば、大陸側は台湾経済と社会の現状を充分に理解し、両岸経済の長期的な発展に目をつけ、台湾の劣勢産業や農産品市場の開放、それに台湾への大陸の労務輸出に触れず、大陸側の最大な誠意と善意を示した。第2、協定は開放かつ漸進な経済協力協定である。協定の効力が発生した後、両岸はまた貨物貿易やサービス貿易、投資などに関する多くの協定に調印し、両岸間の更なる開放を逐次に推進していく。第3、協定は全面かつ総合的な経済協力協定である。協定の内容は両岸間の主要な経済活動を網羅し、今後、両岸経済協力の基本構造と発展計画を確定している」と述べました。（翻訳：ＨＵＡＮＧＪＩＮＧ）