大陸の海峡両岸関係協会(海協会)と台湾の海峡交流基金会(海基会)は、29日、重慶で第5回リーダー会合を行いました。双方は、当日午後に調印される「両岸経済協力枠組協議(ECFA)」および「両岸知的財産権保護協力協議」などについて話し合いました。
会合のはじめに、海協会の陳雲林会長は今回調印される2つの協議を高く評価し、「特に『両岸経済協力枠組協議』には特別な意義がある」と述べました。
陳会長は「これは平等な協商によるウィンウィン関係の協議であり、譲り合いの精神と善意に満ちた協議である。海峡両岸の経済発展を促し、両岸の人々の利益となるだろう。今回の調印で、両組織の議題は新しい段階に入る。調印後、各方面は協議が順調に実行されるよう推し進め、いち早く経済効果をもたらし、人々の利益となるようにしてほしい」と述べました。
これに対して、海基会の江丙坤理事長は「海峡両岸は制度化した協商を通じて両岸関係を穏やかに発展させた。現在の安定した平和な局面はかつてないものだ。両岸は共に維持すべきだ。協議の調印で、両岸の経済貿易活動はさらに秩序化され、両岸がそれぞれの長所を生かして、世界市場で経済の実力を伸ばすことを可能にした」と述べました。(訳:恂、チェック:吉野)
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