イランのアフマディネジャド大統領は28日、「イランは核問題についての交渉再開に同意する。しかし、その前提条件として、関係国はイランの提出した3つの問題に答える必要がある」と述べました。

　アフマディネジャド大統領はこの日、テヘランでの記者会見で、「イランと核問題について交渉を希望するいかなる国も、交渉の前にイランの提出した3つの問題に答えなければならない。一つはイスラエルの核兵器保有に同意するかしないかという問題だ。2つ目は『核不拡散』条約を真に遵守するかしないかという問題だ。3つ目は交渉に参加する目的は和解か、あるいは敵を作りたいのかという問題だ。関係国は以上の問題に対する見解を明確にするべきだ。イランはその見解に基づいて、8月の末にそれに相応する対話を行う。また、交渉はイラン、トルコ、ブラジル3者の核燃料交換協定（テヘラン宣言）をふまえて行うべきだ。そして、交渉へ参加する方面の構造を変えるべきだ。安保理の5カ国の常任理事国とドイツだけに止まらず、その他の国も参加するべきだ」と述べました。しかし、交渉に参加する他の国については具体的には触れませんでした。（翻訳：トウエンカ）