中国の胡錦涛国家主席は、23日から27日まで、カナダを公式訪問し、トロントで開かれた第4回G20 首脳会議に出席しました。訪問を終えるに当たって、訪問に同行した楊潔チ外相は「訪問は相互理解を強化し、協力を拡大した旅であり、成功を収めた」と述べました。

　楊外相は、「4日間に渡ったカナダ訪問期間中、胡主席は集約的な外交活動を展開し、30回にわたって両国間と多国間会談に出席した。また、中国とカナダの長期にわたる発展の角度から、新しい情勢の下で、各分野における両国の実務的な協力と戦略的なパートナシップのさらなる発展を推進することを主張したほか、高度の戦略にたって、世界経済の全面的な回復を推進するなど中国の主張を明らかにし、サミットが各国のマクロ政策の協調の強化、これまでのG20の共通認識の全面的な実施の推進、G20メカニズムの確立の強化の推進などの分野で積極的な成果を上げた。このほか、胡主席はアメリカのオバマ大統領、ロシアのメドベージェフ大統領、イギリスのキャメロン新首相、日本の菅直人首相、インドネシアのスシロ大統領、韓国のイ・ミョンバク大統領とそれぞれ会談し、中国とこれら諸国との友好関係を大きく推進した」と述べました。（翻訳：トウエンカ）