現地時間26日午後、胡錦涛国家主席はトロントで、ロシアのメドベージェフ大統領と今年4回目の会談を行いました。
胡錦涛国家主席は会談で、「中国は、主要20カ国(G20)4回目の首脳会合で世界経済の回復、国際通貨基金の改革、新興市場及び発展途上国の代表性と発言権の向上などの面において、積極かつ実務的な成果が収められるよう期待する」と述べました。
胡錦涛国家主席はまた、「目下、世界経済が緩やかに回復しているものの、その基盤はまだ安定しているわけではなく、不確定要素が多数ある。中国は20カ国グループ内において、今後もロシアと協調を強化し、世界経済が力強く、持続可能で、均衡の取れた成長を成し遂げるよう寄与していくよう期待する」と語りました。
中ロの二国間関係について、胡錦涛国家主席は「今年に入ってから、中ロのハイレベルの指導者は緊密な関係を保っており、両国の関連当局は指導者の合意した共通認識を真剣に実施し、中ロの戦略的協力関係が新しい進展を成し遂げることを促している」と述べた上、「メドベージェフ大統領がまもなく行う中国訪問は両国関係を一層促すことができると信じている」と語りました。
メドベージェフ大統領はこれを受け、「ロ中両国の首脳が頻繁に会談し、接触していることは、両国の戦略的協力パートナーシップのレベルの高さを表している。今年、両国はこれからも重要なイベントを行う予定だが、これらのイベントを成功させるよう双方の努力に期待している。これまで、双方はG20の枠組み内で良好な協力を展開してきているが、ロシアは今後も中国と協調、協力を強化していきたい」と述べた上、9月の中国訪問に期待を寄せました。(翻訳:Yan、吉野)
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