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中国のベストセラー、ネットから

2010-06-18 14:16:27     cri    

 『中国で最も貧乏な若者の出世日記』、『失恋33日』、『チベット・コード』、『明朝の物語』(本のタイトルはいずれも意訳)……最近の中国のベストセラーを調べると、いずれも初めはインターネットに発表されたものだということが分かります。「インターネットは最も重要な媒体であり、特に若者にとっては、生活の一部となっている。インターネットを通じて、出版社はほしい素材をいくらでも手に入れることができるし、インターネットの人気掲示板は出版社がネタという宝を発掘する金鉱となった」と、北京磨鉄文化発展会社の沈浩波総裁が語りました。

 インターネット作家、特に若いライターたちは、インターネット上の掲示板をとても重要視し、自分の作品を掲示板を通じて発表するのが普通です。

 すでに8本の小説を発表したインターネット作家、姫流觴さんは「作品を掲示板で発表する理由は、ハードルが非常に低いことと、読者と随時交流できるという二点にある」と語りました。

 インターネットは開放的な場であり、読者だけでなく、出版社もこの資源を活用しています。

 北京閲読紀文化会社の侯開社長によりますと、同社の素材企画や資料収集、および出版物の販売などはいずれもインターネットに頼っています。「今、インターネット上には資源がたくさんある。人気掲示板はネット利用者たちの評価を経ているもので、価値のあるものが多い」と語りました。

 万榕書業の路金波社長も「インターネットは作者と読者の距離が最も近く、直接に交流できる場だ。一冊の本がベストセラーになるかどうかは、ネット上の読者の反応から判断できる。だから、出版社がインターネットで出版の資源を探すのももっとものことだと思う」と述べました。(翻訳:ZHL)

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