これについてパン・ギムン事務総長は「砂漠化は貧困、余儀ない移転、動乱、衝突を招く原因の一つである。世界範囲の旱ばつ地区で10億人以上の貧困人口が暮らしている。これらの人々はミレニアム開発目標の実現のため、特殊な挑戦に直面している」と述べました。
また、「2010年は国際生物多様性の年である。旱ばつ地には、巨大な生物多様性と生産力が潜んでおり、世界に30%の食糧を提供している。また、この土壌の生物多様性は、二酸化炭素を有機炭素に変える上で、重要な役割を果たしている」と強調しました。
さらに、「旱ばつ地の保護は、食糧のさらなる確保や、気候変動への対応を強化するだけでなく、貧困の人々の運命を変え、ミレニアム開発目標の実現を推し進めることができる」と強調しました。
1994年、国連は6月17日を「砂漠化及び旱ばつと闘うデー」に指定し、「国連砂漠化防止条約」を採択しました。現在、この条約は世界中の旱ばつと砂漠化に苦しむ国々、特にアフリカ諸国で実施されています。(朱丹陽)
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