「国連気候変動枠組条約」のイボ・デブア事務局長は25日、ドイツのボンで記者会見し、気候変動交渉を推進していくよう関連各方面を促すと共に、「今後の気候変動交渉のために4つの問題を解決する必要がある」と指摘しました。
イボ・デブア事務局長は「まもなく行われるボン交渉はカンクン会議のために準備している。カンクン会議の目標は、『全面的、操作可能な枠組』を構築することにある」と述べました。
また、イボ・デブア事務局長は「この目標を達成するために、4つの問題を急いで解決しなければならない。まず第一に、コペンハーゲン協定は『気温の上昇を2度以内に抑える』と規定しているが、先進国の排出削減の約束から見れば、この目標は実現できない。第二に、先進国は『2020年までに、毎年発展途上国の関連行動に1000億ドルの資金を支援する』と約束したが、これらの資金の募集、使用と計算の方法を明確にしなければならない。第三に、各国の政府はできるだけ早く『京都議定書』について明確な態度を表明する必要がある。第四に、各国の政治家は気候変動交渉でいったいどんな国際協定を結ぶかをはっきりさせる必要がある」と強調しました。(Katatu/吉野)
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