第18回国連持続可能な開発委員会（CSD）年次総会は3日、ニューヨークの国連本部で開幕しました。この会議の重点は、経済成長を維持すると共に、環境悪化につながる過度の消費を抑えることです。

　国連の沙祖康(サーズカング)事務次官は会議の席上、「過度の消費の抑制は地球生態バランスの均衡を維持することに重要な意義がある。国連ミレニアム発展目標の実現、気候変動への対応、美しい未来を迎える人々の権利を確保するため、自然資源を消耗するようなやり方を転換しなければならない」と述べました。

　今回の会議は2週間にわたり開催されます。国連加盟国の半数と1000余りの持続可能な発展に関わる機関の代表が大会に参加し、環境保護技術の使用を促進し、環境にやさしいビジネスモデルを模索することを論議します。（万、大野）