キルギス衛生省が15日明らかにしたところによりますと、キルギス南部地区で発生した民族衝突による死者数が170人に達しました。国際社会はキルギス国内で絶えず起きている暴力活動に注目しています。

　15日、トルコ駐在キルギス大使館の臨時代理はキルギスに人道的支援を提供するよう国際社会に呼びかけました。

　国連安保理はキルギス国内で起きた暴力活動を非難し、措置を取って、キルギスに人道的緊急支援を提供することを強調しました。

　また、欧州安全保障協力機構・OSCEは声明を発表し、暴力を中止し、公共的秩序を出来るだけ速く回復するよう呼びかけると共に、OSCEは和解の斡旋に当たりたいという意思を示しました。

　さらに集団安全保障条約機構・CSTOも声明を発表し、「キルギス情勢を安定させるために関連の提案をおこなった」とした上で、この提案をCSTO各加盟国の首脳が許可するよう求めています。（翻訳：トウエンカ）