国連のパン・ギムン事務総長のスポークスマンであるマーティン・ネサキィ氏は14日、「キルギスタン臨時政府とバキエフ前大統領の支持者らの間で衝突が起こったことに対して、パン・ギムン事務総長は衝突の各派に冷静さと自制を保つよう呼びかけている」と述べました。

　マーティン・ネサキィ氏は定例記者会見で、「パン・ギムン事務総長は各派に自制を保つよう呼びかけ、和平交渉を通じて問題を解決してほしい。パン・ギムン事務総長はまた、法律を守るべきだと強調した」と述べました。

　現地時間の13日、バキエフ前大統領の支持者らがキルギスタン南部のオシュ州、ジャララバード州とバットケン州の州政府の建物を占拠し、バキエフ前大統領を支持する3人の前知事の職場復帰を求めました。臨時政府は14日に、３ヵ所の州政府の建物をすべて奪い取りましたが、今回の衝突で死者2人を含む合計65人の死傷者が出ました。（翻訳：KH）