中国外務省は14日、キルギスへの渡航を自粛するよう国民に呼びかけました。
新華社通信が伝えたところによりますと、キルギス南部の情勢が悪化し、多くの死傷者が出ましたが、今のところ、中国人が死傷したという報告は出ていません。外務省は、24時間電話対応を行うと共に、キルギスへ作業チームを派遣し、キルギス滞在中国人の安全を確保するための緊急体制を整えています。
外務省領事局およびキルギス駐在中国大使館は、一般の人々のキルギスへの渡航を延期すること、衝突地域に滞在している中国人は直ちに撤退し、緊急の事態が発生した場合、直ちに警察へ通報、或はキルギス駐在中国大使館、または領事局保護センターと連絡をとるよう勧めています。
14日午後9時までに、中国政府はすでに2機のチャーター機をオシ(Osh)に派遣し、195人の中国人の撤退を完了しました。他の人たちの撤退も順調に進んでいます。
なお、キルギス衛生省が15日明らかにしたところによりますと、この日の午前までに、キルギス南部の衝突で、死者はすでに170人に達し、負傷者も1700人以上に増えたということです。(翻訳:ZHL)
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