中国の胡錦涛国家主席は現地時間10日午後、ウズベキスタンの首都タシケントで、ロシアのメドベージェフ大統領と会談しました。
胡主席は「2010年上半期、両国関係は全面的な発展を遂げた。両国首脳は二回の話し合いを通じて戦略的協力と実務協力の強化で重要な共通認識に達成した」と述べた上で、今年下半期に両国の様々な外交活動について「1、メドベージェフ大統領の中国訪問と両国首相の第15回会談などハイレベル交流の準備に備えて両国関係の強い発展性を保つこと。2、経済と貿易、エネルギーなどでの協力を強化し、双方の実務協力レベルを上げること。3、文化や人的交流を強化し、『中国語年』の成功を確保して両国関係の社会基盤を固めること。4、国際体制変革、国際と地域問題における意思疎通を強化し、両国の安全と利益を確保すること」と4つの提案を行いました。
また、上海協力機構に対して、胡主席は以下の3つの建議を提出しました。
1、加盟国の相互信頼を強化し、同機構の安定かつ健全な発展と、地域内協力レベルの向上に政治的な基礎を作ること。2、安全と実務の協力重点を把握し、より多くの積極的な成果を遂げて国民に利益をもたらすこと。3、自らの実力を向上させると共に、対外の協力と交流を展開して同機構の影響力を引き上げること。
この他、胡主席は双方の共同努力の下で、中露戦略的協力パートナーシップ関係は新しい発展を遂げ、新たなレベルに達することを信じると表明しました。
これに対して、メドベージェフ大統領は胡主席がロシアの対ドイツ戦勝65周年記念式典の出席したことに感謝した上で、「露中関係は順調に発展してきた。ロシアは中国と共に、両国の関係をより一層推進し、貿易の協力や文化と人的交流を強化し、地域及び国際問題における意思疎通と協調を強化し、上海協力枠組み内で地域と国際社会の安定を維持してく」という考えを示しました。(万、丹羽)
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