イタリアのベルルスコーニ首相は8日、首相府で、来訪中の欧州理事会のファンロンパウ常任議長と会談を行い、今年の主要20カ国グループ(G20)サミットや主要8ヶ国首脳会議(G8)サミットにおける欧州連合(EU)の主要日程を検討しました。
二人は会談後に行われた記者会見で、「EUは今年のG20とG8のサミットで以下の四つの目標がある。つまり、より厳しい予算規則に沿った安定化協議での合意、市場競争度の向上、財政と金融監督・管理の強化、緊急金融状態に向けたより弾力性のある対応措置の導入の4つだ」との考えを示しました。
また、ベルルスコーニ首相は、「双方は協調措置を導入し、EUメンバー国の財政政策を完備し、メンバー国の経済成長を促し、原材料と食品を目当てとした国際的な金融投機行動に断固として反対することで合意した」と話しました。一方、ファンロンパウ常任議長は「景気状況がいくらか好転したものの、危機は依然として欧州の上空を覆っている。回復の道のりは平坦ではないため、EUはこれらの問題で『ひとつの声』で発信しなければならない」と話しました。(翻訳:Yan、吉野)
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