G20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議が23日、アメリカのワシントンで行われました。会議は世界のマクロ経済の情勢や、持続可能な成長の枠組み、金融への監督管理、国際金融機関の改革、エネルギー補助などの議題を討議しました。
会議は「当面、各国は自らの国情によって異なる政策と措置を取る必要がある」とした上で、発言権と増資に関する一連の改革案について共通認識を達成するよう世界銀行と国際通貨基金委員会に求めました。
中国の謝旭人財務相は「先進国が『出口政策』を実施する際、世界経済、特に発展途上国への影響を十分考えるべきだ。世界経済の強力で、持続可能、かつ均衡的な成長は国際社会の共同の努力が必要だ。先進国はさらに大きな責任を負う必要がある」と強調しました。
また、中国人民銀行の周小川総裁は会議で「各国はG20や金融安定理事会などの役割を十分生かし、より安全、安定、かつ効率のある国際金融システムを建設していくべきだ。また、国際金融システムへの監督管理を拡大し、合理的で効率的な監督管理の標準を制定すると共に、金融市場と各種金融製品の透明度を高めて、市場の規律を強化していく必要がある」と述べました。(Katsu/金井)
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