パレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を運ぶ国際支援船が5月31日イスラエル軍に襲撃され、数十人が死傷しましたが、イスラエルのネタニヤフ首相は6日、この事件に対する国連のバン・ギムン事務総長の国際調査委員会の設置という提案を拒否する姿勢を表明しました。
イスラエルのメディアによりますと、ネタニヤフ首相はこの日、バン・ギムン国連事務総長と電話会談した際、事件の真相解明については責任をもって公正な調査を展開すべきだという考えを示した上で、「これはイスラエルの国と国防軍の利益を確保するためだ」と語りました。
また、アメリカ駐在のイスラエル大使はこの日、「イスラエルはこの襲撃事件を独自に調査する能力があり、その権力を持っており、国際社会の介入を受入れない」と表明しました。
さらに、イスラエル軍当局はこの日、「この国際支援船の船員5人は、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスと抵抗運動イスラミック・ジハードと接触していた」としています。(万)
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