6月5日は環境の日（世界環境デー）です。国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長はこの日、危険にさらされている生物の多様性を保護するよう呼びかけました。

　潘事務総長は「人類の生存に関わる生物の多様性は危機に直面している。生物の品種が歴史上最速のスピードで減少している。その主な原因は人類の活動と関わっている。人類の活動が水源を汚染し、水資源を枯渇させている。そのことが生物の生きる環境を変え、世界の気候にも影響を与えている。今年の環境の日のテーマは『多種の生物、唯一の地球、共同の未来』であり、『国際生物多様性年』の呼びかけと一致するものだ。生物が大規模に絶滅する現象を食い止め、大衆が生物の多様性の重要さを認識するよう求められている」と述べました。（訳：黄恂恂）