WWF・世界自然保護基金の世界エネルギー政策担当のシンガー氏は、2日ブリュッセルで、「中国がこのほど打ち出した2020年までに単位国内総生産(GDP)当たりの二酸化炭素の排出量を、2005年より40%~45%削減するという排出量削減の目標は、建設的だ」と評価しました
シンガー氏は、「この目標は非常に重要であり、われわれはこれを歓迎する。中国のほか、インド、ブラジル、南アフリカ、インドネシアなどの発展途上国も、クリーンエネルギーを発展させ、森林の伐採量減少の目標を明確にした。これらは非常に建設的意義がある」と述べました。
排出量の削減問題では発展途上国は先進国と対等であるという一部の見解について、シンガー氏「発展途上国は経済発展という任務を担っていることから、発展モデルの転換と低炭素経済を発展させることは、重要な一歩となる。それに、『京都議定書』も発展途上国に(法的拘束力を持つ)排出量削減の指標を求めていない」と指摘しました。
シンガー氏はさらに「発展途上国の積極的な行動と比べ、先進国はやるべきことをやっていない」と指摘しました。(朱丹陽)
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