イギリスの石油メジャー「BP」社は29日、「ドロ状の液体を油井に流し込んで原油流出を止めようという『トップキル』作戦は失敗した」と発表しました。　　

　これを受けてアメリカのオバマ大統領は、「被害拡大を防ぐため、連邦政府は如何なる責任ある方法を探していく」と語りました。

　また、次の手段として、「BP」社はは、流出部分のパイプを切断した上、バルブをかぶせて食い止める計画を打ち出しましたが、その準備は4日間かかるということです。

　この新措置に対し、オバマ大統領は、この措置はテストしていないため、リスクがあるとの懸念を表明しました。

　報道によりますと、アメリカの連邦評価チームによりますと、今回の事故は1989年にアラスカ沖で起きたエクソン・バルディズ号事故による流出量を大幅に上回り、アメリカ史上では最悪の原油流出になったということです。（05/30　翻訳者：Lin）