中国の胡錦涛国家主席は27日、北京で中国訪問中のインドのプラティバ・デーヴィーシン・パティル大統領と会談し、両国の戦略的パートナーシップなど共に関心を持つ問題について突っ込んだ意見交換をし、幅広い分野で一致した認識に達しました。
胡錦涛国家主席はこの中で、「新しい情勢の下、両国首脳は常に会談を続け、対話や交渉の機会を生かして、交流を増やし、政治的な相互信頼を拡大していく。また、両国の政府、立法機関と政党は相互交流を行い、両国関係の健全で全面的な発展を推進していく」必要があるとして、貿易規模の拡大に期待を示しました。さらに、胡錦涛国家主席は「金融危機や気候変動、エネルギー問題、食糧問題など国際的な課題において、中・印・露、ブラジル(BRICs)4ヵ国、中・印・ブラジル、南アフリカ(BASIC)4ヵ国、G20などのグループで交流と協調を保ち、途上国の国際社会での発言権を増大し、途上国の利益を維持・拡大していきたい」考えを示しました。
これに対して、パティル大統領は「インドと中国の関係はグローバルで戦略的な意義がある。インドの各政党はいずれも両国関係の更なる発展を支持している」として、「経済関係は両国関係の支柱になるもので、双方の努力によって、既定の貿易目標の実現を期待している」と述べた上で、「インドは中国と共に金融危機や気候変動など世界的な課題において協力をして、BRICsやG20などの多国間枠組み内で協調性を強化していきたい」との考えを示しました。
会談後、両国首脳は協力文書の調印式に出席しました。
また、温家宝首相や呉邦国全国人民代表大会委員長もパティル大統領と会談しました。(翻訳:ヒガシ)
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