中国商務省の姚堅報道官は17日北京で、「アメリカが自国の利益を保障するため輸出規制に修正を加えることは、中米間の経済協力と貿易、特にアメリカの輸出へのサポートになる」との見解を表明した上で、アメリカが一視同仁の政策をとり、中国を差別視しないよう求めました。

　報道によりますと、中国を訪問中のゲイリー・フェイ・ロック商務長官は16日香港で、「アメリカの輸出コントロールシステムには確かに不合理な所があり、今後の数ヶ月内に、政府は『改善版』を公布する予定だ。内容は主に、管制商品リストの減少と管理手続きの簡潔化などだ」と述べました。

　姚堅報道官はまた、「輸出規制の見直しでは、中米両国の積極的で全面協力の関係を表すべきだ。2008年、アメリカは輸出規制を修正し、中国を特別リストに組入れた。これは差別視だ」と述べました。（翻訳：オウギ）