会員登録

タイ反独裁統一戦線、政府との交渉を要望

2010-05-17 14:09:01     cri    
 タイの反独裁民主統一戦線(UDD)は16日、政府が武力の使用を中止すれば、UDDは政府と交渉を行いたいと表明した上で、国連の介入を要望しました。しかし、タイ政府はこれを拒否し、これまでの行動を中止しないと表明しました。

 UDDの指導者ナタウット氏はこの日の記者会見で、政府がデモ者に対する武力行使を中止し、軍隊を衝突現場などから撤退させれば、UDDは集会終結を随時に発表するとした上で、「政府の和平ロードマップを受けいれる」と述べました。また、ナタウット氏は当面のタイの政治情勢に介入し、双方の対峙状態の中止と矛盾の解決を斡旋し、出来るだけ速く危機を解決するよう国連に要望しました。

 タイ政府のパニタン報道官はその後、「完全な主権を持つ国として、タイは自らの問題を処理することができ、国際機関の介入を必要としない。政府には当面のUDDに対する行動を中止するいかなる理由もない」と述べ、UDDの指導者と武装した人々が出来るだけ速く警察当局に自首し、さらなる対抗を避けるよう呼びかけました。その上で「政府はアピシット首相の提出した和平ロードマップを実施する決意だ。情勢が正常に回復した後、首相は選挙期日を改めて考慮し、発表する。この日の閣議では東北部の5つの県における非常事態の宣言を決定した。こうして非常事態を宣言した県は22になった」と述べました。なお、バンコクでのこれまでの衝突で35人が死亡しています。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS