温家宝首相は12日北京で、カタールのハマド首相、それにサウジアラビアのサウド・ファイサル外相とそれぞれ会談しました。

　席上、温首相は「中国は天津で開かれる中国・アラブ協力フォーラム第4回閣僚級会議を高く重視している。共同の努力の下で、この会議は成功を収め、双方の関係は新たな段階に引き上げられるだろう」と述べました。

　温首相はハマド首相と会談した際、「中国はカタールと共に、国際金融危機の対応をきっかけに、エネルギーと金融、インフラ整備などにおける協力を推し進め、両国の経済成長と友好関係の発展の促進に力を注いでいく」と述べました。

　これに対して、ハマド首相は「カタールは中国との友好関係を重視している、カタールは双方が達成した共通の認識事項を実施し、相互投資と各分野での協力を拡大していきたい」と述べました。

　温首相はファイサル外相と会談した際、「サウジアラビアは中国にとって西アジア北アフリカ地区における最大の経済と貿易パートナーとなっている。両国の経済協力と貿易には大きい潜在力があり、共に努力し、より多くの成果をあげていくべきだ」と述べました。

　これに対してファイサル外相は、中国とのハイレベル交流を維持し、エネルギーと投資での協力を拡大していくと述べました。（万）