イランのアフマディ・ネジャド大統領は3日、アメリカ及びその同盟国が核政策で二重基準をとり、国際的核拡散防止体制を破壊したと非難しました。

　第8回核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議が3日国連本部で開幕しました。アフマディ・ネジャド大統領は会議で演説し、「アメリカ及びその西側の同盟国が講じた二重基準により、核軍縮や核拡散防止の目標が実現できなかった」と指摘しました。

　アハマディネジャド大統領はさらに、アメリカなど西側諸国がイランを含む核兵器を保有しない国に対して、核兵器を使用すると脅かしていると非難し、国際的な核拡散防止体制を強化し、アメリカ国内およびドイツやイタリア、日本、オランダに配置したすべての核兵器を廃絶することを提案しました。（翻訳：ＺＨＬ）