中国の胡錦涛国家主席は15日、ブラジルの首都ブラジリアでロシアのメドベージェフ大統領と会談しました。双方は共に中ロ戦略協力パートナーシップを推進して行くことで同意しました。
胡主席は、「中国青海玉樹で大地震の発生を受けて、メドベージェフ大統領はロシア政府と人民を代表して、善隣として、支援を提供したいと示した。これに心から感謝する。今年は国際枠組が大きく調整され、世界経済が回復する肝心な年だ。中ロ両国はいずれも発展のかぎとなる時期にある。両国が互いに支援し、チャンスを把握し、試練に耐えることは両国の核心的利益の維持や両国の共同発展の促進に非常に重要だ」と述べました。
胡主席はまた、「中国はロシアと共に努力し、経済、貿易、金融など各分野におけるブリックス(BRICS)4カ国の協力を強化させ、重大な国際問題や地域問題における4カ国の協調と協力を強化させていく。また、G20 システムの整備が中ロを含む新興市場諸国及び広範な発展途上国の共通利益にかなう方向に向かうことを推進して行く。さらに、双方の意志疎通と協調を強め、上海協力機構の戦略的な役割を十分に発揮させていく」と述べました。
これに対し、メドベージェフ大統領は「複雑でよく変化する国際情勢の下、双方は最大の努力を払って、両国の戦略的協力パートナーを強化させて行くべきだ。貿易やエネルギー、交通などの分野における両国の協力を強め、ロ中地域協力計画綱領を実行に移して行く。このほか、双方は人文や、国際金融分野、ブリックス4カ国、上海協力機構枠組内における協力を強化し、国際問題や地域問題での協調と協力を強化して行く」と述べました。
さらに双方はイランの核問題や朝鮮半島の核問題について意見を交換しました。(翻訳:トウエンカ)
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