中国の胡錦涛国家主席は12日ワシントンでウクライナのヤヌコビッチ大統領と会談し、両国の全面的友好協力関係の発展について幅広い合意に達しました。

　胡錦涛主席は、「中国はウクライナとの関係発展を高く重視し、長期的な友好を堅持し、互恵協力を強める方針を決めた」として、両国関係の一層の発展について4つの提案を行いました。「①ハイレベル訪問を推進し、政治面での信頼関係を強めること。②実務的協力を推進し、ウィン・ウィンを実現させること。③多国間協力を緊密に行い、交流と疎通を強化していく。④科学技術面での協力を行い、人的交流を拡大していく」としています。

　ヤヌコビッチ大統領は「現在、両国関係は新しい1ページを開いた」と評価し、「中国と共に努力し、政治面での話し合いやハイレベル交流を強めると共に、経済貿易や航空、宇宙航空、インフラ整備などの分野における協力の度合いを拡大していきたい」と語りました。（翻訳：ＺＨＬ）