中国商務省は15日北京で、各国の貿易投資環境に関する報告書を発表し、国際的な保護貿易主義の激増に対し中国企業がいち早く情報を入手し、リスク防止に努めるようサポートしています

中国商務省の姚堅報道官は、これについて「この報告書は16の中国の主な貿易パートナーの投資貿易政策の変化、貿易障壁の具体措置、それに関連の貿易救済措置など750項目の措置を紹介している。それにはアメリカがまもなく実施する『食品安全強化法』、EU・欧州連合が2009年に実施したか或いはまもなく実施する技術性貿易救済措置84項目、及びインドと中国の実施し始めた25の貿易救済措置の詳細状況などが含まれている。この報告書は中国企業の海外投資と貿易にとって政策的な参考となる」と語りました。

ここ数年、中国がうけた貿易摩擦による被害は急増し、去年は116回の輸出製品に関する貿易救済調査を受け、これは127億ドル相当の金額に及びました。このほか、貿易救済措置、技術性貿易障壁、輸入規制など様々な貿易障壁は中国貿易に深刻な影響を与え、中国の輸出は大きな被害を受けているのです。（04/15　翻訳者：Lin）