中国の習近平国家副主席は9日午前、海南省のボアオで、ボアオフォーラムの理事長に新たに当選された日本の福田康夫前首相および、理事に選ばれたシンガポールのゴー・チョクトン上級相、マレーシアのバダウィ前首相、アメリカのポールソン前財務長官と会談しました。

　習副主席は、新たな理事会の共同の努力のもと、ボアオフォーラムがアジアの地域協力及びアジアと世界各国の相互理解と協力の促進により大きな役割を果たすと信じていると語りました。

　福田康夫理事長と会談した際、習副主席は、「中国は日本各界とともに、両国の戦略互恵関係の内容を充実させ、両国関係のレベルを引き上げるよう努力したい」と語りました。これに対して、福田理事長は、各方面と緊密に協力し、フォーラムの発展に全力を尽くすと表明しました。

　ゴー・チョクトン理事と会談した際、習副主席は、「両国国交樹立20周年をきっかけに、シンガポールと一緒に両国関係をより高い段階に引き上げていきたい」と語りました。ゴー・チョクトン理事は、フォーラムをアジアや新興経済体、発展途上国の対話の場にするよう努力すると語りました。（翻訳：李軼豪）