ASEAN・東南アジア諸国連合の10カ国の外相は8日、ベトナムの首都ハノイで紛争解決メカニズムに関する議定書に調印します。この議定書は加盟諸国の承認を得てから発行します。

　ASEAN輪番議長国であるベトナムのファム・ザー・キエム副首相兼外相は調印式で、「この日に開かれた外相会議で、各外相はASEAN憲章の遵守、各国国際法と国内法律執行権の代行、ASEAN事務局の解釈の3手段で現存している紛争を解決できると強調し、関係機関が関連規則をいち早く起草し、7月に行う予定の閣僚会議に提出するよう求めた」と語りました。

　各国外相は、議定書の調印は東南アジア諸国連合がすでに秩序のある共同体に向かっているとの認識を表明しました。（万、吉野）