「2010年度北海道大学デー」が10日から11日に復旦大学（上海）、12日に浙江大学（杭州）でそれぞれ行われました。本堂武夫副総長を始めとした北海道大学の教職員と学生ら60人が参加しました。

復旦大学学生との交流会の会場

　同大学北京事務所の野沢俊敬所長によりますと、北海道大学は中国との学術・教育交流を強化し、国際性と創造性に富む人材を養成するため、2007年から毎年、中国で大学デーを開催しています。また、これまでは中国人留学生の多くは北方出身者で、南方での知名度をさらに高めるため、今回は開催地を上海市と浙江省にしたということです。

北海道大学本堂武夫副総長

　日本の他の大学に比べると、留学生寮の整備と確保、ネット上での留学申請手続きの開始、中国人留学生向けのサポートデスクの開設、就職先確保のための企業との連携の強化などが同大学の特徴だとされています。大学デーなどの一連の努力により、同大学の中国人留学生は年々増え続けており、現在では留学生全体の48%、1200人に達しています。

北海道大学北京事務所・野沢俊敬所長

　なお、同大学は去年、四川大学、武漢大学、北京師範大学、大連理工大学と姉妹校提携を結び、今後は復旦大学、アモイ大学とも姉妹校提携の調印を予定しているということです。（Yan）