WTO・世界貿易機関は8日発表した報告書で、「世界経済の回復にはなお不確定性があるため、今年世界の失業率は依然として下がらないだろう。このため、G20・主要20カ国は保護貿易主義への警戒を引き続き保たなければならない」と述べました。

　G20の貿易と投資政策の評価に目的があるこの報告書は、「昨年9月から今年2月までの間に、G20の一部の加盟国は経済危機の対応に、新しい貿易制限措置を取ってきた。これはG20が昨年4月と9月の会議で行った約束に著しく反している。これらの加盟国はできるだけ速く出口戦略に関連する政策と措置を策定するべきだ。しかし、全体から言えば、（G20 ）加盟国の貿易と投資の制限措置は限度があるもので、保護貿易主義のエスカレート化を防いだ」と述べています。（翻訳：トウエンカ）