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WTO閣僚級会議、ドーハラウンドに関して進展なし

2009-12-03 14:47:39     cri    

 3日間にわたりジュネーブで開かれたWTO・世界貿易機関第7回閣僚級会議が2日に閉幕しましたが、ドーハラウンドに関して大きな進展はありませんでした。

 大会の議長を務めたチリのベラスコ財務相は会議後の記者会見で、「会議の参加者らは2010年中にドーハラウンドを妥結させることを改めて強調し、来年の第1四半期に交渉の進捗を評価することで一致した」と述べました。また、会議は、貿易を拡大し、ドーハラウンドを推し進めることは経済の復興や発展途上国の貧困撲滅にとって重要な役割があり、ドーハラウンドの発展を中心に据えるべきだとの共通の認識でまとまっています。

 しかし、同日発表した議長声明は、「実質的な問題に関して意見の違いがなお存在している」と認めました。ラミーWTO事務局長は「来年の第1四半期に行われる評価会議のレベルはまだ決めていない。進展を遂げなければ、来年度にドーハラウンドを妥結させる目標は実現できない可能性がある」と語りました。

 アメリカのカーク通商代表は新興経済体に譲歩し、市場をより開放させるよう要求しましたが、ブラジルやインドなどの国はこれを拒否しました。一部の国は、アメリカ政府がドーハラウンドに十分な関心を持っていないと批判しました。(翻訳:李軼豪)

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