これに対して、中国の代表は「原材料の輸出について明確な説明をしており、これから対話を通じてこの問題を解決する用意があるが、それでもアメリカとEU、メキシコが紛争処理小委員会(パネル)の設置を要求するのは残念だ」とした上で、「自らの権利は守っていく」と表明しました。
中国の代表は、さらに「アメリカとEU、メキシコが委員会(パネル)の設置を求める際の主張の内容がWTOの規則に合わない」として、まずその主張の正当性について調査するよう求めました。
アメリカとEU、メキシコは中国が鉄鋼業や化学工業などの原材料の輸出を不当に制限しており、これが原因で国際価格が高騰し、中国の企業が国際競争で優位性を得ていると指摘していました。また、これを調査するため、先月中旬、WTOに紛争処理小委員会(パネル)の設置を求めました。(鵬)
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