中国外務省の馬朝旭報道官は北京で4日、「アメリカが両国の親密な関係を維持するため、中国に慎重に対応するよう期待する」とのコメントを発表しました。
最近、中米関係に影を落とす事件が頻発しています。アメリカが台湾に64億ドル(約5800億円)に相当する武器を売却し、またホワイトハウスの報道官はアメリカのオバマ大統領がダライ・ラマと会談する意向を表明したこともありました。
4日に行われた中国外務省の定例記者会見で、「中米関係は厳しい段階に入っているか」との質問に対して、馬朝旭報道官は「台湾への武器売却およびダライ・ラマとの会談について、中国はすでに数回にわたってアメリカに厳しい態度で交渉を求め中国の立場を表明した」と答えました。
馬朝旭報道官はまた、「中米関係の健全かつ安定した発展は両国の共通した利益に合致し、世界の平和と安定、繁栄に有益である。それには両国の努力が必要だ。また、相互の利益や関心を持つ重大問題を尊重することは両国関係の順調な発展の鍵となる。アメリカが中国との三つのコミュニケと共同声明の主旨に基づき、中国に慎重かつ真剣に対応し、両国の親密な関係を共に保つことを期待する」と述べました。(閣、村田)
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