中国商務省の姚堅報道官は、25日、北京で「1月、中国の輸入は大幅なのびを見せている。これからの半年でこの状況は続くだろう。貿易赤字が出る月があるかもしれない」と述べました。

　中国税関総署の最新データによりますと、1月の輸入額は953億ドルとなり、前年同期より85%増えました。貿易黒字は141億ドルで、昨年同期に比べて63.8%減りました。

　これについて、姚堅報道官は「輸入が急速に増加した理由は一般貿易の輸入の増加が速く、昨年同じ時期に比べて98%も増えた。これは国内需要の増加によるものだ。これからの半年で貿易黒字が減っていくだろう」と指摘しました。

　姚報道官は、更に、「中国の輸入規模の拡大は、世界経済の回復、特に中国の貿易パートナーの経済回復にプラスになるだろう」と語りました。（翻訳：任春生　チェッカー：国清）