中国では、住宅建設用地の競売で過去最高の価格で落札した土地は「地王」と呼ばれていますが、今年2月に入ってから、北京と南京の国土管理機関はそれぞれ地元の「地王」を没収し、その保証金1億元(日本円で約13億円)を取り上げています。メディアでは、中国で深刻化している不動産企業の土地争いに歯止めがかけられるのではないかと予想されています。

　中国国土資源省によると、2009年末までに、開発されていない土地の面積は1万ヘクタールに達しており、政府は土地の買い占めの取り締まりや未開発土地の整理を強化しています。(鵬)