写真:記者会見にのぞむ委員達
第5期にあたる中日友好21世紀委員会の第1回会議が北京で7日から開催されました。8日に、委員会は記者会見を開き、第1回会合での話題とその進捗を伝えました。
両国政府に提言・報告を行うことを目的とした中日友好21世紀委員会は、政治、経済、文化、科学技術など幅広い分野の有識者からなります。第1回の会議では、『心の触れ合い』文化交流がテーマの一つとなり、広範な角度から検討を重ねました。
『鉄道員』で直木賞を受賞したことなどで知られる作家の浅田次郎氏は、両国の文化交流について、「古くから交流してきたため、本質的には中国人の情緒と日本人の情緒は共通している」と主張し、「これから先も映画、ドラマ、小説などの表現ジャンルで、中日の間にもっと活発に交流を行い、積極的に文化交流を行うべきだ」と提言しました。
世界的にも知られる中国人のバイオリニスト、薛偉氏は、どんなメロディが『心の触れ合い』効果を持つのかという質問に対して、全ての美しいメロディが心を打つことができ、『心の触れ合い』効果があると答え、音楽という純粋な方法により両国の文化交流の力になり、国民の相互信頼の強化に貢献するようにと念願を語りました。
なお、会議は3日間に渡り開催され、中日関係、両国交流、マスコミと国民感情などの課題について検討されています。(取材・文章:李軼豪)
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