中国商務省市場建設局の常暁村局長は29日、北京で開かれた会見で、2010年自動車販売量は1500万台に達し、2桁成長を維持することができるという予測を発表しました。

　常局長はその際「中国は2010年、引き続き自動車への消費促進策を実施していく。一人当たりのGDPは3000ドルを超過すること、国民生活水準も高くなってきたことなどプラスとなる要因は、国内自動車市場の需要を拡大させるだろう」と述べました。

　2009年、中国は排気量1．6リットル以下の自動車取得税の50％減額や排気量1.3リットル以下の小型車の買い替えの補助金などの消費促進政策を打ち出しました。この影響を受け、中国自動車市場の販売量は1350万台に達し、08年より4割増加し、米国を抜いて世界第一位になりました。（万、吉野）