韓国政府は7日、「韓国経済が徐々に回復してきた。しかし、国内に多くの不確定要素が存在しているため、完全に回復したと断言するのはまだ早い」と述べました。

　韓国企画財政省はこの日に発表した報告書の中で、「韓国の生産や投資、輸出、個人消費がいずれも持続的な回復を見せ、金融市場も安定的になり、すでにもっとも困難な時期はのりこえた。しかし、私営部門の回復が遅いため、経済全般の回復に圧力を与えている。また、原油価格の変動なども、今後の韓国経済の回復に波及するだろう」と述べています。

　金融危機の影響で韓国は困難な状態に陥っています。危機への対応に韓国政府は一連の経済刺激策を講じ、2010年に引き続きマクロ経済を拡大していくという方針です。

　韓国政府は、2009年の経済成長率は0.2%で、2010年には5％に回復するとみています。（翻訳：トウエンカ）