朝鮮中央通信が18日に伝えたところでは、アメリカのボズワース朝鮮問題特使がこのほどピョンヤンを訪れた際、カン・ソクジュ（姜錫柱）第一外務次官経由でキム・ジョンイル総書記へのオバマ大統領の親書を手渡しました。

　これに先立って、アメリカ国務相のケリー報道官は16日、親書について発表しましたが、双方はいずれもその内容を明らかにしていません。

　ボズワース特使は今月8日から10日にかけて朝鮮を訪問し、カン・ソクジュ外務次官などの政府官僚と会談を行いました。朝鮮外務省の報道官は11日、「双方は話し合いにおいて、六カ国協議再開の必要性と『9・19共同声明』を履行することの重要性について、一連の共通認識に達した」と発表しました。さらに、「実務的で率直な会談により、双方は相互理解を深め、意見の食い違いを縮小させ、数多くの共通点を見出せた」とし、「今後もまだ見られる食い違いの縮小に向けて引き続き協力していく」との考えを示しました。（翻訳：Yan、丹羽）