中国のNGO「中華環境保護連合会」が18日、今年、当該組織が原告主体となって提訴した環境公益訴訟2件がいずれも成功裏に審理終了したと発表しました。これは、中国初の民間組織による環境公益訴訟でもあります。
この2つの訴訟案件とは江蘇省における企業活動による粉塵汚染案と、貴州省における政府の土地譲渡による水源地安全への影響にかかわった案件です。
環境公益訴訟は環境を守り、環境権益を実現する上の重要な手段として、先進国で普遍的に採用されているものの、中国の立法体制ではまだ確立されていません。
専門家は、中華環境保護連合会の実践は、環境公益訴訟が制度として中国で確立されることに良い事例を提供し、環境NGOの今後の活動展開によい手本を示したと高く評価しています。(翻訳:Yan、丹羽)
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