イランのアリ・ラリジャニ議長は「イランの核問題は外交ルートを通じて解決する可能性がある。イランは、IAEA・国際原子力機関の核拡散防止条約(NPT)の枠組み内で核計画を発展させていきたい」と表明しました。
ラリジャニ議長はこの日の記者会見で「西側諸国は、イランIAEAの規定範囲での各活動の展開を受け入れ、合法的な権利を保障すべきだ。大国はイランの核問題を真剣に扱ってほしい。政治的にイランを欺く国があれば、イランは必ず態度を変える」と述べました。
また、イランのモッタキ外相はイランを訪問中のロシアのセルゲイ・シマトコエネルギー相と会談した後の共同記者会見で、「このほどイランに対する合法性にかけるIAEAの決議案は、当機関の権威に影響を与えた。イランは、いかなる状況の下でも、国際関係の差別をゆるさず、IAEAは国際的な条約で規定された権利を全ての加盟国に与えるべきだ。イランは40年前に核拡散防止条約(NPT)に加盟し、製薬に使用されているテヘランの核施設も40年間運営している。IAEAの関連規定によれば、このような核施設のある国には核燃料獲得の便宜を与えるべきだ」と協調しました。
これに対して、シマトコエネルギー相は「イラン核問題を政治化する必要はない。ロシアは今の情勢の更なる悪化を見たくない。イラン核問題について関係各方面は交渉を継続する可能性が大きい。相互尊重の下でこの問題を平和的に解決する方法を見出すことを希望している」と述べました。(Katsu/吉野)
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